
2016年12月21日
健全な競争とは?他者との比較?

フェイスブック繋がりより
自戒をこめてシェアさせていただきます。
劣等コンプレックスや優越コンプレックスから脱却するためには、まずは今、自分が優越性についてどう解釈しているかを意識化することが必要だと思います。
自分では正しい優越性の追求を行っていると思っていても、実は間違っているケースが非常に多いのです。
多くの人が陥りやすい間違いの一つは、優越性の追求を「競争」だと思ってしまうことです。
私たち普段、競争社会で暮らしているため、ともすると優越性の追求を「他者よりも優れていようとすること、他者を蹴落としてまで上に登ろうとすること」と考えてしまいます。
たとえていうなら、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」で描かれた、自分だけが地獄から抜け出そうとして
蜘蛛の糸にすがって登っていく「カンダタ」、あのイメージです。
狭い坂道やロープを使って上へ上へ行こうと思ったら、誰かを押しのけたり、引きずりおろしたりしなければなりません。
しかし、優越性の追求とはそういうものではないと私は思うのです。
競争は、精神的な健康を損ねるもっとも大きな要因です。
勝つか負けるかの競争の中に身を置いている人は、たとえ競争に勝っても、いつ負けるかもしれないと思っているため心の休まる暇がありません。
受験勉強を経験した人の多くは、勉強をつらいものと感じていたと思います。
しかし、勉強は本来知らないことを学ぶことですから、大きな喜びを与えるはずです。
それなのに、勉強は他者との競争であり、苦しくても歯を食いしばってするものだと、いつのまにか信じ込まされてしまった人は、大学などに進学したり、就職が決まったりして、もはや受験する必要がなくなると勉強しなくなってしまいます。
また、ただ他者に勝てばいいと思っている人は、勝つためには手段を選ばず、不正行為をするかもしれませんし、勝算がなければ挑戦することもしないかもしれません。
健全な劣等感とは、他者と比較して自分が劣っていることで感じるものではなく、理想の自分との比較の中で生まれるものであり、健全な優越性の追求は、自分にとっての「マイナス」から「プラス」を目指して努力することだと私は思うのです。
病気になった人が少しでも回復したいと思い、摂生したり、リハビリに励んだりする時には、
ただ自分にとってのマイナス(病気の状態)から、プラス(健康な状態)を目指すこと。
回復を望めないとしても、少しでもマイナスからよりプラスであることを目指すことが健全な優越性の追求だと私が考えています。
みんながそれぞれ「一歩一歩前に」進もう
努力を続けていれば、失敗を恐れることはない
チーム一丸となって成長を続けよう
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らせる。
自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。(アインシュタイン)
人生とは自転車のようなものだ。
倒れないようにするには走らなければならない。(アインシュタイン)
困難の中に、機会がある。(アインシュタイン)
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望を持つ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないこと
Posted by Estepicor 沖縄 at 09:20│Comments(0)